経験者アドバイス求ム!
こんな悩みを解決する記事です。
こんにちは、2度目のフィジーク出場のために、絶賛減量中のこう(@musclescience)です。
筋トレをそこそこまじめにやってきて、最近ブームとなってきているフィジークという競技を知ったあなた。
おそらく、あのカッコ良すぎる競技に魅了されたことでしょう。
鍛え抜かれた人間の体って、なんであんなに美しいんでしょうかね。
そう僕みたいに思って、自分もフィジーク出場目指してみたい!そう思う方は少なくないと思います。
本記事ではそんなあなたに向けて、フィジーク出場を目指すにあたっての心構えを伝授します。
最初に答えを言ってしまうと、
フィジーク出場は目指すものではなく、スタート地点に立つと言うこと
です。
自分はまだスタート地点にすら立てていないのか….そう思われたからは是非本記事を最後まで読んでみてくださいね。
僕も同じ境遇にいたので、きっと何かお伝えできることがあるはず。
目次
フィジーク目指して一歩を踏み出して見えた重要な真実3つ【井の中の蛙になるな】
まず冒頭で申し上げたとおり、フィジーク出場は目指すものではなく、スタート地点に立つと言うことになります。
理由は、大会のために減量をして、ステージに立つまでに見えることが多いからです。
その「見えるもの」とは主に以下の3つ。
- 脂肪のない自分を見ることで、現実をつきつけられる
- 会場ですごい人たちに圧倒され、萎える
- 1歩を踏み出しても順位は最下位で、絶望
順番に解説していきますね。
脂肪のない自分を見ることで、現実をつきつけられる
フィジークのステージを目指してまず欠かせない大事なプロセスが減量。
なんとなくイメージつきますか?厳しい食事管理をしながら痩せていく人の姿を。
僕は最初大きな勘違いをしていました、減量を終えた時に鏡に移る自分は、絵に描いたようなマッチョであるだろうと。
でも現実は違いました…
脂肪のない自分を見て感じたことは、
- 腕細すぎィ…
- 大胸筋ないな…
- 腹筋の形微妙だな…
正直な話、イメージしていたマッチョからはかけ離れていました。
減量した自分はこんなにもショボいという事実が判明した減量期間でした。(泣)
会場ですごい人たちに圧倒され、萎える
フィジークの大会出場を目指すと意気込んで、頑張ってトレーニングや減量をしますね。
でも同じステージに立つみんなも同様、全国各地から筋肉の塊達が集います。
減量を何ヶ月か頑張っていると、
という錯覚に陥ります。
でも現実はそう甘くはなく、全員同じくらい、もしくはそれ以上の努力をして仕上げてきます。
そして大会当日、控え室について、真っ黒なマッチョの集団を目の当たりにした時、
と確信してしまいました。
ジムに行った時、一人くらいちょっとマッチョ目な人いますよね?
大会当日は全員がそんな感じです(笑)
マジな話、日常でマッチョを見ることってほぼありません。
なので普段自分の筋肉しか見ていないと、自分の筋肉を基準に世の中を見てしまいがちです。
日常でマッチョに出会わない
↓
自分がちょっとマッチョに思える
↓
あれ、大会結構いいところいけるんじゃね?
この現象がマジで起こります。
まさに井の中の蛙ですね。
1歩を踏み出しても順位は最下位で、絶望
あとは当日のステージ上で楽しもう!
そんな前向きな気持ちで本番に挑みました。
でもここでトドメを刺されます。
基本的にステージでは、入賞した人だけ(たしか6位まで)が順位をつけられ、後の人は予選落ちという形になります、もちろん僕は予選落ちでしたよ。
でも僕が参加したFWJ(旧NPCJ)という団体は、後日公式のHPで名前付きでスコアカード(順位表)が見れるんですよね。
そこで自分の名前を見つけた時、なんとクラスで最下位。
会場でマッチョ達に圧倒され、勝てないと確信しつつも、実はちょっといけるんじゃないかと淡い希望を抱いていました。
でもこのように数字で評価されるともうどうしようもありません。
結果を素直に受け入れるしかありませんでした。
フィジーク目指して一歩を踏み出せた僕が分かった大事なこと【成長の循環に突入できる】
上記で紹介した、フィジーク目指して挑戦した結果わかった真実3つ、全て絶望です。
でもここに重要な学びが隠されていたことは、大会後に判明しました。
勇気を出して一歩を踏み出したことで分かった大事なこと、それは成長の循環に突入できるということです。
実は一度挑戦すると、挑戦のハードルはかなり下がります。
理由は、トレーニングから減量、会場での大まかな動きまで把握できるからです(満足に成功したかは置いといて)。
初めていく学校や職場も緊張しますよね、でも次第に慣れて、行くことに何も抵抗を感じなくなるはずです。
フィジークの大会も同じで出場するたびに挑戦のハードルはかなり下がります。
僕も一度挑戦してからは、特に何も感じなくなり、現に今2度目の挑戦に向けて減量真っ最中です。
そして前章で紹介した、
「脂肪のない自分を見ることで、現実をつきつけられる」
がいきてきます。
減量してみて、脂肪がなくなった裸の自分を見ると、いかに筋肉量が少ないか、そしてどこの筋肉が特に小さいかが、視覚的に把握できます。
普通に生きていたら減量なんて気にしませんよね、でも脂肪で太くなった自分を見て、
と錯覚するのが一番よくあるパターンです、僕がまさにそうでした。
んで自分に筋肉が全然足りないと分かったらどうするか。
もっと学んで、実践(日々の筋トレ)で改善するよう努めますよね。
このサイクルを回し続けることこそ、成長の循環への突入であり、フィジーク出場を目指す目的にもなります。
フィジークのステージは言わば答え合わせのようなもの、自分のそれまでの努力が、他者からどう見えるか。
もちろんいくらいい体を仕上げても、周りがそれ以上にすごかったら自分の評価は相対的には下がりますが、自分の成長を実感できれば、それでいいのです。
フィジーク目指すために磨きたい技術
ここまではフィジーク出場を目指すために必要な精神論を僕なりに解説しましたが、やはりやる気だけではカバーできない部分もあります。
この章では、「やる気」ではなく、徐々に磨いていきたい技術の面のお話をします。
項目は以下の3つ。
- 体脂肪を削ぎ落とす
- タイムマネジメント
- 自分の筋トレを定量的に評価する
順番に解説していきますね。
体脂肪を削ぎ落とす
あなたのご存知の通り、フィジーク出場目指すにあたり、減量という過程は必須です。
でもこれが思っている以上に難しいんですよ、僕はめっちゃ苦労しました。
空腹に耐えきれず減量中にコンビニでお菓子を爆食いしたり、人付き合いでお酒を飲んだり。
自分にどんな言い訳をしても、結局体に現れるので、ある意味面白いものです。
ハッキリ言うと、減量ではこれを食べておけばいいというものはありません。
人それぞれの生活スタイルによって脂肪減少速度は違うし、食べる量、食事感覚、筋トレに費やせる時間、全部違います。
なので最初は技術というよりは、時間に余裕を持って、自分で減量の感覚を掴んでいくことが大事かと思いますよ。
なんとなく自分は減量幅が多そうだなと思えば余裕を持って半年くらいを見積もってもいいと思います。
手探りにはなりますが、自分に最適の方法を探そう。
下記の記事も参考になるかもです。
-
フィジーク初心者の減量時の食事!【普通のダイエットにも適応できます】
続きを見る
タイムマネジメント
フィジーク出場を目指す過程で筋トレ、減量、大会の下調べ、様々なことに時間を使い、かなり長期戦となります。
でもあなたには別の日常がありますよね。
- 家族がいれば食事も家族が食べるものに合わせないといけないかもしれない
- 学生なら授業に行って、もしかしたら友達と出かけたりもしないといけないかもしれない
- 社会人なら仕事でまともに食事がとれなかったり、残業で筋トレができない日もあるかもしれない
一般的な人ならほぼ上記のどれかに当てはまっており、実は筋トレにガッツリ時間を割ける人はあまり多くないんですよね。
そのためにも、筋トレを含む日常の全ての事象において、最短時間かつ最大効率でこなさなければなりません。
フィジーク目指して減量するとなれば、なおさらです。
参考までに、僕は日常で「タイムマネジメント」をするにあたって、下記をルール化しています。
- 平日の筋トレは1時間くらいで終える
- 時間短縮のためなら積極的にお金を使う
- 人付き合いは最小限、極力自分だけと向き合う
- 仕事量多すぎて爆発しそうな時以外は、残業しない
- 朝は5時半に起床し、朝活(ブログ執筆、読書、音声学習など)
時間を意識しだすと、
と感じるようにきっとなりますよ。
のんびりダラダラ筋トレもいいですが、時間は有限なので、最短時間かつ最大効率でこなしましょ。
-
「筋トレする時間がない」←この人が変えるべき思考【時短筋トレとか、そんな問題じゃない】
続きを見る
自分の筋トレを定量的に評価する
最後に磨きたい技術して、「筋トレを定量的に評価する」というものがあります。
もっと簡単に言うならば、
ということです。
トレーニングも食事も、数値化できる部分ってたくさんありますよね。
- 自信の体組成(体重、体脂肪率)
- 筋トレの各種目における挙上重量
- 1日の総摂取カロリー、各栄養素の割合
特に自分の体に関する数値の変化については、特に注視するといいかもしれません。
変化って何かの示唆であることが多いですから。
ちなみに僕が最も重要視しているのはやはり、筋トレの挙上重要+回数です。
- 重量は以前と比べて上がっているか?
- 同じ重量の中でも多い回数こなせるようになっているか?
この2点をもって、筋力が向上しているかを評価しています。
そして筋力向上に見た目が伴っているか、目視で確認。
この流れで試行錯誤しつつ、成長していきましょう。
-
【初挑戦!】フィジークコンテストの準備と持ち物【後悔も隠さず暴露】
続きを見る
フィジーク出場は目指すものではなくスタート地点に立つということ【まとめ】
最後に本記事の重要なポイントをまとめておきます。
僕が2019年、フィジーク出場目指す過程で学んだ重量な真実3つは以下の通り。
- 脂肪のない自分を見ることで、現実をつきつけられる
- 会場ですごい人たちに圧倒され、萎える
- 1歩を踏み出しても順位は最下位で、絶望
そしてその経験から分かったことは、最初の一歩を踏み出すと【成長の循環に突入できる】ということ
でも精神論だけではなく、以下のような技術面を磨くことも大切です。
- 体脂肪を削ぎ落とす
- タイムマネジメント
- 自分の筋トレを定量的に評価する
結局のところ、挑戦し続けると言うことは見える世界が広がることにつながります。
井の中の蛙にならず、絶望を経験しつつ、ゆっくり確実に成長していきましょ。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた。
-
フィジーク初心者の食事メニューを写真付きで解説!その他諸事情も公開!
続きを見る