- コンテスト当日って何持って行ったらいいの?
- 当日までにどんな準備して行ったらいいんだろう?
こんな悩みが解決できる記事です。
本記事でわかること
- 大会当日にもっていくべき物
- 準備して良かったこと
- 準備すれば良かったこと
全て初挑戦の僕の目線で書いてあるので、新鮮かつ初挑戦者なら役に立つかと。
こんにちは、筋トレ大好きサラリーマン、こう(@musclescience)です。
現在は24歳で平凡なサラリーマンをしていますが、大学3年の2019年に初めてのフィジークに挑戦しました。
初めての挑戦で
と思ったこともありますが、逆に
と思ったこともあるので、全て共有しますね。
また当日の持ち物についても、経験を元に必須な物だけを列挙します。
あなたの初挑戦が成功しますように!
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フィジークの大会に初心者が挑戦してみた【得た学び、伝えたいこと】
目次
フィジークコンテストの準備【持ち物はこれで正解だった!】
まず初めに準備してよかった持ち物。
それは以下の通り。
- 食料
- スリッパ
- サーフパンツ
- パンプグッズ
- キャリーケース
他にもあれば便利なものはありますが、これらは最低限必須かと思います。
それぞれ解説していきますね。
食料
割とコンテストの結果を左右するくらい重要です。
食料とは具体的に以下を指します:
- 塩分
- 水分
- 糖質
こつらは体の見た目を即時的に変える働きがあるので、携帯必須だと感じました。
特に水分補給。
事前準備で水分や塩分を体から抜く作業が一般的にあります。
しかし抜きすぎると体調不良を起こします。
僕は、
と思い、ステージに上がる直前までほとんど水を飲まなかったのですが、これはまじでおすすめしない。
実は控室で順番を待っている時、ずっとひどい頭痛に悩まされていました。
トイレに行くと尿はかなり濃い黄色で、少しドロっとした感じがありました。
これは、確実に脱水症状。
せっかく楽しみにきたのにこれではしんどい。
楽しむため、そして命を守るためにも事前にどれくらいの水分摂取なら体に影響しないか知っておこう。
ムリは禁物。
スリッパ
会場に着くまではあまり想像できませんが、当時は靴を履いたり脱いだりします。
- 着替え時
- 表彰式時
- ステージに上がる時
また、ステージ上は裸足なので、靴下を履いていればさらに手間となる。
当日にプログラムを知るケースが多いので、あまりもたもたできません。
僕は自分が出場する部門が開始する時間を把握できていなかったので、少しバタバタしてあまり時間に余裕がありませんでした。
なので当日は裸足にスリッパがおすすめです。
冬なら寒いので靴がいるかもしれませんが...
あと裸足でステージを歩き回るので足の裏は当然汚れる。
汚れてもいいスリッパでいきましょう。
サーフパンツ
サーフパンツは当然用意すると思います。
僕も用意しましたが、値段をケチらずちゃんとしたかっこいい物を用意すべきだったと少し後悔。
写真は僕が実際に履いていたパンツですが個人的にかなりダサかった…
今みると、その辺の田舎の海にいそうww
多くの選手はかっこいいQuick SilverやHurleyのサーフパンツを履いています。
隣にいる一緒に出場した友人もッカいい感じのQuick Silverのものを履いていました。
こいつら5000円以上して、ちょっと高いなーと思っていたんですけど、やはりそこには投資すべきでした。
少し高くても好みで、自分をよく見せられるパンツに投資しよう。
パンプグッズ
Youtubeで大会の動画を見たことある人ならイメージできるかもしれませんが、ステージにあがる数十分前からパンプアップの作業に取り掛かるのが一般的です。
ようは、ステージに上がる直前に食料を体に入れつつ、筋肉を大きく見せるための手続きです。
これのために僕はトレーニングチューブを買っていきましたが、これが大正解だった。
大会に出ようか考えているくらいのあなたのレベルなら、チューブ1本あればそれなりに色んな種目を思いつきますよね。
なので以下に紹介するチューブセット、これが重くて嫌ならせめてチューブ1本でも持っていくことをお勧めします。
ダンベルは、実は大会の団体によっては持ち込みが禁止されている場合があります。
禁止じゃなくても、控室やステージ裏にはまじで人で溢れています。
みんな集中しているので、邪魔になる可能性もあるし、人にあたると危ない。
できればダンベルじゃなく、チューブなどでパンプする練習をしておきたいですね。
キャリーケース
これは好みによりますが、僕的にはキャリーでいくことを圧倒的におすすめしたい。
当日って、割と荷物多いんですよ。
水分も持っていくことになるし、リュックだと減量末期の体には負担がかかる。
さらに僕は前日に会場付近で前泊したので、なおさらキャリーで良かったと思いました。
どうしてもリュックがいい方はミニマリストの僕が愛用している以下のバッグがまじでおすすめ。
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事前にキャリーケースがいいのか、リュックがいいのかをよく考えておこう。
フィジークのコンテスト準備でやってよかったこと
続いてはフィジークのコンテスト準備でやってよかったことを3つ解説します。
それが以下:
- 時間をかけて減量したこと
- ほどほどの有酸素運動(過去の失敗から学んだ話)
- パンプアップ用のゴムチューブを買ったこと
順番に解説していきますね。
時間をかけて減量したこと
初めての減量だったのでどれくらいのペースで物事を進めていけば良いのかわかりませんでした。
本来ならやるべきカロリー計算も僕は一切せずに感覚だけを頼りに減量を行っていました。
かけた時間は約3ヶ月で、減量幅は約10kgでした。
写真をみていただければ分かるのですが、減量開始時にそこまで脂肪はのっていませんでした。
自分でもそこまで脂肪はのっていない自覚はあったのですが、いざ減量をしてみると10kgほど落ちたのでびっくりです。
これでもあと1kgくらいは落とせたかなと思っています。
僕の場合はもともとある程度固定された食習慣があったので、そこから少しずつ炭水化物を減らす手法で減量をしていました。
よく「1ヶ月に落とす体重は2〜3kgを超えるな」と聞いていたので日々これを意識していました。
僕はコンテストの2週間ほど前からある程度のコンディションまでもっていくことができていたので心に少し余裕がありました。
しかし一緒に参加した友達は計画的に減量をすすめることができず、最終的に断食によって減量を行っていました。
結局、焦ってしまっていいコンディションでコンテストに挑むことができていませんでした。
なので初めての減量であれば以下のことに気をつけるべきだと感じました。
初めての減量で意識すること
- 想像している減量幅と実際の減量幅は一致するわけではない
- 減量期間を長めに設定して早い段階で仕上げる
- カロリー計算などで管理する(必須ではないが管理はしやすそう)
ほどほどの有酸素運動(過去の失敗から学んだ話)
僕は有酸素運動にそこまでの時間は使いませんでした。
理由はそれで失敗した過去があるからです。
こちらをご覧ください。
筋トレを始めたばかりのころにダイエットを2ヶ月やったことがあります。
この時は減量の知識がなく、「走れば痩せる」と思っていました。
たしかに走れば痩せることに間違いはありません。
しかし減量の本質である「筋肉量を維持しながら脂肪を落とす」を実現することができず、筋肉ばかり落ちてしまっていました。
この時は毎日30〜60分走っていました。
この失敗経験があり、食事も大事ですが、有酸素運動のやりすぎは筋肉をエネルギーとして変換してしまうことを実感し、有酸素運動は最終手段としました。
結局有酸素運動は減量の最後の方に調整を兼ねて行いました。
また内容についても走るのではなく、筋肉に負荷をかける、傾斜をゆっくり登るような運動のみを行いました。
結果、筋肉量を残しながら脂肪を落とすことに成功しました。
この経験より僕が感じたことは、有酸素運動は減量の初期から取り入れるのではなく、最後に「あとひと絞り!」と感じた頃に行うのが良いと思います。
減量初期は食事の量を調整するだけで体重は減っていきます。
パンプアップ用のゴムチューブを買ったこと
コンテスト当日のステージに上る直前はパンプアップという行為を行います。
これは筋肉を張らせてより大きく見せるためです。
普段の筋トレを行った時にも起こる筋肉の張りを利用しようといったものです。
しかし、僕が参加したコンテストのFWJ(旧称NPCJ)という団体はダンベルの持ち込みを禁止していました。
なので自身でパンプアップ用の道具を持っていかなければなりません。
もちろん直前の自重トレーニングでもパンプアップは可能ですが、道具を使うことで普段のトレーニングと似た刺激を筋肉に与えることができます。
僕が準備したものは以下のものです。
プッシュアップバーはもとから持っていたものを持参しました。
しかしよくコンテストでゴムチューブでパンプアップを行っている光景をコンテスト動画などで見ていたので、真似て買ってみました。
これが大正解でした。
チューブを使うと工夫次第で様々な刺激を与えることができます。
そしてこのチューブ、写真のもの全てセットで2000円ほどでAmazonで購入しました。
グリップと手首に巻くアタッチメントがついて、ゴムの強度も5種類あったのでかなりコスパがよかったです。
自宅でトレーニングをする人にとっても使えるアイテムなので2000円くらいの投資、持っておいて損はないかもしれませんね。
今後もこれを重宝すると思います。
フィジークのコンテスト準備でやればよかったこと
続いてはフィジークのコンテスト準備でやればよかったことの解説です。
ここを知りたい人が、おそらく多いはず。
以下の3つ:
- タンニング
- ポージング練習
- パンプアップのタイミングの計画
それぞれ解説していきます。
タンニング
タンニング(肌を焼くこと)の重要性については本番を終えるまで気が付きませんでした。
僕は「少し肌を焼いとけばいいかな〜」程度で挑みました。
実際に、タンニングマシンは使わず太陽の光でしか焼きませんでした。しかしそれには限界がありました。
時間もかかるし、熱中症のリスクもあります。
中央が僕本人です。
ステージ左右の選手の方の色を見ていただけたら分かると思いますが、肌の色が白に近いほど照明で筋肉のカット(筋肉と筋肉の境目)が消えます。
そうすると筋肉が際立たなくなります。
特にフィジークにおいては肩の筋肉が重要視されている傾向があるので肌の色によって筋肉が過小評価されてしまうのは非常にもったいない。
もちろん僕のレベルがまだまだ足りていなかったことは承知の上ですが、肌の色で少しでも本来以上に見せることができるのであれば、焼かない選択肢はないですね。
忘れて欲しくないことは、自分では十分肌が焼けていると感じても、周りと比較すると全然焼けてなかったりすることは十分にあるということです。
ちなみに大会の団体にもよりますが、カラーリングを申し込めることがあります。
簡単にいうと、規程の業者にお願いして、肌に色を付けてもらうこと。
規程の業者を選択することしかできず、結構高い(1〜2万くらいの記憶)のですが、やる価値は十分にあるとおもいます。
僕は次参加する時は、申し込むつもりです。
ポージング練習
僕は、ポージングが下手だったから評価されなかった、とは決して思っていません。
しかしポージング次第で弱点を隠すこともできるらしいので自分の弱点を分析しつつ、それにあった練習方法は大事だと痛感しました。
僕はポージング解説動画などのポーズを猿真似していただけなので自分の弱点などは特に気にしていませんでした。
特に自分の一番弱い部位は大胸筋なので、胸筋に力を入れすぎず形を崩さないポーズ、少し前傾してボリュームをつけるポーズ…など、もっと色々勉強しておくべきでした。
鏡で自分をチェックすることは大事ですが、この競技はあくまで客観的な評価によって順位が決まるため、動画にとって自分自身を評価したり、誰かに頼んで見てもらうことも大事だと思います。
パンプアップのタイミングの計画
先程も解説したように、ステージに上る直前にパンプアップをします。
本番前で緊張していたこともあり、自分の出場するクラスの出番がいつくるのか把握していませんでした。
なので僕は控室で周囲の選手の行動を伺いつつ、みんながパンプアップを始めたタイミングで僕もはじめました。
しかし自分のクラスが呼び出されるのはもう少し後でした。
呼び出されたらステージの裏に移動します、そしてそこでも待ち時間が結構ありました(恐らく大会のレギュレーションにもよりますが)。
ここで犯した最大のミスは、ステージ上で最も大きく見せたかった肩のパンプアップをすでに終え、パンプが冷めて(もとの大きさに戻ること)しまっていた事です。
ここで得た教訓は、肩に限らず、自分が最も大きく見せたい部位はステージ裏から表に出る直前にやるということでした。
会場にいる参加者は経験者の方も多く、その方々はパンプアップのタイミングも把握されていると思います。
なので、最初はその方々に聞くなり、誰が自分と同じクラスに出場するか探って、動きを真似するなりでいいと思います。
どのような領域でも言えることですが、最初に自己流でやると失敗する可能性が非常に高いです。
最初は自分よりも経験豊富な方の真似をして学びましょう。自己流はそのあとです。
フィジークコンテストは下準備が超重要だった【まとめ】
最後に本記事の重要なポイントをまとめますね。
必要な持ち物
- 食料
- スリッパ
- サーフパンツ
- パンプグッズ
- キャリーケース
フィジークのコンテスト前にやってよかった準備は以下:
- 時間をかけての減量【焦らない、余裕を持って仕上げる】
- ほどほどの有酸素運動【過度な有酸素運動はさける】
- パンプアップ用ゴムチューブの購入【アマゾンで2000円で買えるバリエーション豊富なチューブがおすすめ】
そしてフィジークのコンテスト前にやればよかった準備は以下:
- タンニング【タンニングマシンを使うべき、カラーリングもあり】
- ポージング練習【弱点を把握してそれを隠す練習】
- パンプアップのタイミングの計画【大きく見せたい筋肉は直前まで触らない】
です。
人の失敗や成功は参考になると思うので、ぜひ初めてのコンテストに出る際は本記事をお役立てください!
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